9月の活動
新宿区保育ルームえどがわ園では、『心身ともに元気な子』『自分で考えて行動する子』『心豊かな思いやりのある子』を園目標に子どもの”やりたい”を尊重し、1人1人の子どもに合わせた対応や援助をしています。
■ひよこ組(1歳児)
9月は身近なものを使ったお月見製作を楽しみました。
うさぎは自分の足を使い、絵の具を塗り画用紙に足形を取り、月はスポンジに絵の具を付け、スタンプで描いて表現しました。
スポンジを強く握ると絵の具がポタポタとこぼれてしまうことに驚き、優しく器用にスポンジを持ち丁寧にスタンプをしていました。
スタンプで描くことが楽しく、「もっとやる」と集中してスタンプを楽しみました。
団子の部分は丸シールを貼り表現しました。以前はシールを指先で思うようにつまめず、保育者に外してもらっていましたが、自分でシールを外し画用紙に貼れるようになりました。
そして、完成した作品を見て「うさぎ」「つきだね」と嬉しそうにつぶやいていました。
10月は戸外活動を通して落ち葉や木の実などを探しに行ったり、運動会やハロウィンパーティーなど行事に参加したりして季節の移り変わりを感じられるよう活動を取り入れていきます。
■りす組(2歳児)
9月はお月見製作をしました。
子どもたちと「14ひきとおつきみ」の絵本を読んだ後、お月見をする十五夜の日は月が丸い満月であることや月の中にうさぎの形の影が見えること、月見団子を供えることなどお月見に関することを簡単に話し、製作を始めました。
まず、うさぎの顔をクレヨンで描きました。顔のパーツの位置がしっかり描けるようになり、「見て、上手にお顔描けたよ!」と得意気に披露し、様々な可愛らしいうさぎが完成しました。
その次は円形の玩具をスタンプし、月見団子を表現しました。
「お団子いっぱいにする!」「早くお月見したいな~」などと話しながら画用紙いっぱいにスタンプしていました。
「こんなにいっぱいにしちゃった!」「〇〇くんもお団子いっぱいだね」などとやりとりをしながら笑い合う姿がありました。
最後はうさぎと満月の月を貼り、完成しました。
自分で廊下に飾り、みんなの作品が並ぶと、「完成~!」と嬉しそうにしていました。
10月は、運動会やハロウィンなどの季節の行事に参加したり、戸外に出て体を動かしたり、秋の自然に触れたりしながら、季節を感じられるような活動を取り入れていきます。
■うさぎ・ぱんだ・ぞう組(幼児クラス)
9月上旬に収穫したピーマンとナスを見て「どういう風に野菜が実るのか」疑問を抱き、夏野菜の図鑑で野菜の実り方について調べました。
ピーマンは1番実がついて肥大し始める頃、わき芽が伸びるため主枝と勢いよく伸びるわき芽2本を残し、それより下から伸びるわき芽は全て取り除いて「3本仕立て」にしました。
ナスは、1番花の下の元気の良いわき芽を2つ残し、それ以外のわき芽はすべてつけ根から摘み取りました。
作業を終えた子どもたちは「作業は疲れたけど野菜が元気に育ってほしいな!」などと言い、毎日水やりを欠かさずに行いました。
9月下旬には、15個ほどピーマンが実っているのを見て「しっかり育てることは大事なんだね!」「水やりも毎日やってるから野菜も喜んでいるね」などと思ったことを口々にしていました。
収穫したピーマンとナスは給食のメニューの中にとり入れ、食べました。
食べると「自分たちで育てた野菜だから美味しい!」「ちゃんと育ててよかった!」などと植物の世話を通して、命あるものの存在に気づき、大切にすることを学んでいました。
10月は、運動会やハロウィンパーティーなど子どもたちにとって今からワクワクする行事がたくさんあり、行事を通して友だちと協力したり、励まし合ったりしながらたくさんの気付きや発見を得る中で、友だちと同じ目的を持ち活動する楽しさや達成感などが味わえるよう取り組んでいきます。