12月の活動
新宿区保育ルームえどがわ園では、『心身ともに元気な子』『自分で考えて行動する子』『心豊かな思いやりのある子』を園目標に子どもの”やりたい”を尊重し、1人1人の子どもに合わせた対応や援助をしています。
■ひよこ組(1歳児)
12月は初めてのクッキングに挑戦し、スコーンを作りました。エプロンと三角巾を着用すると保育者や友だちに見せ、喜んでいました。
栄養士が生地を作る工程を説明しながら混ぜていると「さとう」や「こなまぜまぜ」と栄養士が説明した言葉を真似て、興味津々でした。生地ができると自分で形を整えたり、小さくちぎったりして自分なりに形を整えました。手で叩き、平らにしたり、指で穴を開ける子がいたりと子どもによって個性が出ていました。出来上がったスコーンを見ると笑顔で「おいしい!」と言いよく食べていました。
1月は年上児と一緒に遊んだり、生活したりする中で憧れや期待を持ち、様々なことに挑戦していけるよう支えていきます。
■りす組(2歳児)
12月は、クリスマス製作でクリスマスツリーを作りました。
初めて折り紙に挑戦し、どこを重ねると三角になるのか、折り目をつけるにはどうしたらいいかなどを保育者と一緒に確認しながら取り組み、折り紙を三角折にし、三連に繋げてツリーに見立てると、「クリスマスツリーみたいになった!」と友だちと見せ合っていました。
また、はさみにも挑戦し、画用紙を1回切りしてその切った画用紙はオーナメントにしました。
保育者に手を添えてもらいながら上手に切ることができ、その様子を見ている友だちも「すごーい!」と拍手をして大盛り上がりでした。
初めてのはさみの使用だったので、使用する前には、はさみで使う指の確認をしたり、片付け方や相手にはさみを渡すときの約束事を確認したりしました。早速友だちにはさみを渡す際はしっかりと刃の部分を持ち、渡すことができていました。
そして、1回切りした画用紙を三角折し繋げて作ったツリーに貼り付け、クリスマスツリーが完成しました。
早速自分たちで作ったクリスマスツリーを保育園のクリスマスツリーに飾りつけ、何度も飾っては外しを繰り返し、自分の中で納得のいく飾る場所を見つけていました。
全員のクリスマスツリーが飾られると保育者や友だちと「きれーい!」「サンタさん来てくれるかな」などと喜んでいました。
1月も、季節の行事に触れ様々な経験をしたり、友だちとのごっこ遊びなどの関わりの中でやりとりを楽しんだりし、さらに、相手に思いが伝わる嬉しさなどが伝わるよう支援していきます。
■うさぎ・ぱんだ・ぞう組(幼児クラス)
12月は、クリスマスツリーに松ぼっくりをデコレーションしたオーナメントを飾りました。
使った松ぼっくりは、『大王松』の大きな松ぼっくりで、その大王松の松ぼっくりには棘があるため、ハサミで棘を取り、触っても全く痛くない状態にするという貴重な体験をしました。
その後、絵の具で好きな色に塗ったり、リボンやすずらんテープを巻き付けたり、綿を付けたりして松ぼっくりツリーやオーナメントにしました。
完成後は、ツリーに飾りつけ、素敵で色鮮やかなクリスマスツリーが完成しました。
そして、「クリスマスがどんどん近づいてくるね!」「サンタさんってフィンランドにいるんだって!」などとクリスマスについての話題で持ちきりで「クリスマスっぽい曲を演奏してみたいな」とのリクエストで、すずやカスタネットなどを使い『ジングルベル』を演奏し、クリスマスの雰囲気を楽しんでいます。
また、12月に行われた生活発表会を華やかにしようと、子どもたちで生活発表会の壁面として自分の顔を描きました。花紙を使用して花を作ったり、細く切った折り紙を繋げたりしました。
それぞれの得意分野を活かしながら糊で貼る人などと自分たちで役割分担を決め、スムーズに作業ができるよう考え、作る中で、「色を交互にした方が見栄えがいいね」など友だち同士で相談しながら取り組んでいました。
1月も、季節の行事に向けて子どもが主体的に活動できるように保育を進めていき、友だちと一緒に活動進める楽しさや満足感を味わえるよう環境を作っていきます。