9月の様子
新宿区保育ルームえどがわ園では、『心身ともに元気な子』『自分で考えて行動する子』『心豊かな思いやりのある子』を園目標に、子どもの”やりたい”を尊重し、一人ひとりの子どもに合わせた対応や援助をしています。
◆りす組
小学校の中に保育園があるので、長い廊下は、子どもたちのお気に入りの遊び場でもあります。
「今日も廊下でボールやマットで遊びたい!」と毎日のようにリクエストをする子どもたち。
最近、友だちと一緒にバランスストーンやマット、巨大サッカーボールなどを使って遊ぶことや、体を動かすことがブームのようです。
他にも新聞紙が大好きで、手が真っ黒になるまで新聞紙をたくさん破き、
「先生に新聞紙をかけて雪だるまにしようよ!」と破いた新聞紙を子ども全員で協力して保育者にかけ、大きな雪だるまが完成!すると「やったー!できたー!」と大喜びしていました。
遊びの中で「貸して」「はいどうぞ!」「お片付けしてから次の遊びだよね!」など玩具の貸し借りができるようになってきて、子ども同士のやりとりや、保育者との関わりの中で、順番・ルールなどの社会性や協調性を学んでいきます。
また、お月見会で製作発表をするため、画用紙に絵の具で好きなように色を塗って背景を作り、その上からうさぎに見立てた足形を貼りました。
「うさぎさん、かわいくできるかな?」「できた!良い感じ!」と製作中は一人ひとりが思うがままに取り組んでいきました。
また、紙粘土を丸めてお月見団子を作ることを楽しみました。
10月も疲れや気温の変化に注意しながら、個々の健康状態に気を配り、子どもが安心して自己を十分に発揮できる遊びを広げていきます。
◆うさぎ組
製作遊びが大好きなうさぎ組の子どもたち。
改めて、はさみなど製作で使う用具の使い方や、使っていない時はどうすればいいのか、物を大切にすること、そして、危険な行為とはどのようなことなのか、さまざまなことを考え、その上で製作を楽しめるよう、子ども自身で考える時間を作ってみました。
保育者の様々な問いに、「はさみは、歩きながらチョキチョキしちゃ、だめだよね」「使わない時は、元の場所に戻すんだよね」とルールを再確認し、怪我しないために大切なことに気付くことができました。
遊びの中だけでなく、生活の中にも様々なルールがあることを知り、今は少しずつ学んでいる所です。
また、今月は製作遊びの中でも、紙粘土遊びに熱中していました。
紙粘土に触れてみると、「いつもの粘土と違う!」と粘土の素材の違いに気付いていました。
アイスやケーキが大好きな子どもたちは、早速「ケーキにしよう!」と、ピンク色のカップケーキを作りました。
完成後は、ままごとで遊んだり、お菓子パーティーを開いたりして、ごっこ遊びを楽しみました。
次の日にまた、紙粘土を触ってみると、「え!硬くなってる!どうして?」と不思議そうにしていました。
このように、今後も様々な感触を体験する機会を作り、子どもの気づきから、興味・関心に繋げていきたいと思います。