アスク日吉本町開善保育園

地下鉄グリーンライン 日吉本町駅から徒歩5分弱、閑静な住宅街にある認可保育園です。園庭や屋上、近くの公園で身体を思いきり動かして遊んだり、室内では手指を使った製作に取り組んだりして毎日楽しく過ごしています。「未来(あす)を生きる力を培う」の保育理念のもと、元気な心と体を育んでいます。

幼児クラスの室内環境の様子

こんにちは。アスク日吉本町開善保育園です。
9月に入っても暑い日が続いていますね。残暑が厳しい9月になりそうですが、体調を崩さないように「早寝・早起き・朝ご飯」で子どもも大人も元気に過ごしましょう。

今月は、保育園の幼児クラス(3-5歳児)の保育室の環境をお伝えします。
保育園生活の中で、遊びはとても大切な活動です。開善保育園では保育室の環境を整え、様々な遊びを設定(コーナー保育)しています。

遊びへの興味や関心は一人一人違います。たくさんある環境の中で、自分のしたい遊びを見つけて遊びこめるのがコーナー保育の良さです。
遊びは学び!!「自分で選び、自分で決める」ことを大切にしています。

まずは3歳児クラスの様子です。

桃 パズル.jpg
「パズル」です。保育園では1歳児クラスから保育室にパズルがあります。クラスが上がるとピースが細かくなっていきます。一人で遊ぶ時もあれば、難しいパズルだと友達と協力して取り組む時もあります。「これはどこかな?」と一緒に考えながらピースを埋めていますね。

桃 カプラ.jpg
続いては「カプラ」です。
動物の人形を置いて、見立て遊びをしています。今までの経験から遊びのイメージを広げ、話しながらイメージを友達と共有して作り上げていきます。

桃 はめこみ円柱.jpg
これは「はめ込み円柱」です。写真のはめ込み円柱は、同じ円柱の大きさで高さが長いものから低いものに変化していきます。4パターンあり、長さ・面積・体積が変化するものになっていて、一次元、二次元、三次元の量の変化を視覚で感じ取れるようになります。
また、円柱と持つ時の三本指でつまむ動作はお箸や鉛筆をもつ力の基礎となります。

桃 カードめくり.jpg
最後に子ども達の大好きな「カードゲーム」。3歳児クラスは、主に神経衰弱と簡単なかるたで遊んでいます。まず、カードゲームは一人ではできません。相手を誘ったり誘われたりして必ず他者と関わりながら遊ぶ遊びです。また、順番に行ったり、カードが取れなければ次の人の順番になったりと、我慢も必要です。それでも、心の成長と共に、ルールを理解し楽しさを感じられるようになっていきます。

次は、4歳児クラスの様子です。

桜 こま.jpg
「プリズモゴマ」です。六角形のケースの中に四角のパーツをはめ込み模様を作っていきます。
最初はただケースの中に四角のパーツを入れるだけだったのが、完成して駒を回した時の模様をみて、どんな色の配置でパーツをはめていくか考えながら作るようになります。きっちりとはめ込まないとパーツが入らないので、指先を使う遊びにもなります。

桜 カプラ.jpg
4歳児クラスの「カプラ」の様子です。
3歳児クラスの平面から、立体に進化していますね。
どうやって積み重ねたら丈夫になるか、高くなるか、見本の絵本を見たり友達と相談したりして考えながら組み立てていきます。大作ができると写真をとってカプラコーナーに貼りだし、お互いの刺激になっています。

桜 折り紙.jpg
「折り紙」の様子です。4歳児になると、少しずつ自分達で本を見ながら折れるようになってきます。

一工程ずつ絵と折り紙を照らし合わせながら合っているか確認しています。自分でできるようになることが増えると、自信にも繋がっていきますね。

桜 ノリ貼り.jpg
最近始めた「のり貼り」です。枠の書いてある台紙に四角い色紙をのりで貼ります。

色紙がはがれないように端までのりをつけ、枠の中に入るように丁寧に貼ります。他の遊びでも同様、指先を使う活動は、根気強さ、脳への刺激や手先の発達などにも繋がっていきます。遊びや生活の中で自然に獲得することが出来ますね!

最後に5歳児クラスの様子です。

菖蒲 塗り絵.jpg
「マンダラ塗り絵」をしています。数種類の模様のマンダラ塗り絵を常に用意しています。
マンダラ塗り絵は、「リンゴは赤」など決まった色がないので、固定概念にとらわれることなく自由に色塗りが楽しめます。集中して取り組み、すべて塗り終えると達成感を感じ、自信や自己肯定感にも繋がっていきます。

菖蒲 ウノ.jpg
「UNO」で遊んでいる様子です。この他に、「トランプ」「双六」「かるた」「オセロ」などもあります。ルールがあいまいになってしまう時もありますが、子ども同士でルールを伝え合ったり確認しあったりして、自分達で遊びを進めています。ルールが高度になっても、それを楽しめるようになっていきます。

菖蒲 ラキュー.jpg
「ラキュー」も大好きな玩具の一つです。

作り方見本を見ながら作っていくと、少しずつ遊び方やコツが分かってきて、自分のイメージで形を作り上げられるようになっていきます。とても集中して、何日もかけて一つの作品を作る子もいます。一日だけで終わらず、また次の日も続きをすることで、見通しを持ったり目的や期待をもって登園するようになります。

菖蒲 製作.jpg
最後は「廃材コーナー」です。
年長だからこそできる環境の一つです。

ご家庭から廃材(空箱・トレー・空容器など)を持ってきていただき、それを切ったり貼ったりしながら自分のイメージで遊ぶものを作ります。つなぎ合わせることがうまくできなかったり、すぐに壊れてしまったりすることを経験しながら、どうしたら頑丈につなぎ合わせられるか、どの道具を使うとやり易いのか、素材と素材の組み合わせを考えたり工夫したりしながら、体験的に学んでいきます。
何事も、経験が力になります。

今回、ご紹介したのはほんの一部分です。
戸外でたくさん体を動かして遊ぶ事と同じくらい、室内でじっくり遊び込む事もとても大切な経験だと考えます。
「子ども達は今、どんな事に興味を持っているのか」「何をしたいのか」「どんな経験が次への成長に繋がるのか」を、園の職員みんなで考えたり定期的に環境を見直したりしながら、子ども達の活動する場を作っています。
このような日々の遊びの積み重ねが、子ども達の成長の土台となっている事を念頭に、これからもよりよい環境を整えていきたいと思います。

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