SDGsにつながる小さな一歩
『異年齢活動』
川口駅前保育園では、時々異年齢活動をしています。
違うクラスのお友だちと一緒に遊びや食事をして、触れ合いを楽しみます。
朝の受入れの後、「ママ、ママ…」と寂しがるお友だち。
周りの子が「遊ぼうよ」と声を掛けるも、「やだ!ママがいい!」と今にも泣きだしそうです。
一人の子が「じゃあ、私がママやるよ」と言うと、「僕がママになってあげるよ」と次々に保育園ママが登場。初めはびっくりした様子でしたが、
優しく抱きしめられると目をつぶり、「いい子ね、いい子」と背中をさすってもらうと「ママみたいだ」と嬉しそう。
気持ちを十分受け止めてもらい、満足そうです。
その後も一緒にままごとでお家ごっこを楽しみました。
年上の子は小さな子のお世話をしたり、気持ちに寄り添う姿が見られ、年下の子はお兄さんお姉さんが頼もしく感じ、一緒にいると安心したように伸び伸びと過ごしていました。
年齢が違う子どもが一緒に遊ぶことによって、社会性や協調性を育むことができ、子どもたちの幅広い学びにも繋がります。
友だちと遊ぶことも、実はSDGsに繋がる大切なことです。SDGsには、「ジェンダー平等を実現しよう」や「人や国の不平等をなくそう」などのように、
みんなが公正に生きることのできる社会を目指した目標が多くあります。友だちと遊ぶことで、自分と他人の違いを学び、
皆を大切にする心を育むことができるという点でSDGsの取り組みにつながります。
違うことを認める気持ちを大切にすること、これからの多種多様な世界で生きていく上でも、とても大切なことですね。
『避難訓練』
毎月一回、川口駅前保育園では避難訓練や不審者訓練を実施しています。
今月は、4、5歳児がビルの外階段を使って避難訓練を行いました。
少し緊張しながら慎重に一段ずつ8階から1階まで下りました。
「ちょっと怖かったけど、頑張ったよ」と誇らしげでした。
園庭で、消火訓練も行いました。子供たちが見守る中、職員が水消火器の水を勢いよく噴射させると、みんな大喜びでした。
子どもたちが安心して過ごせるように、日頃から防災・防犯意識を高めています。
いざという時に、職員間で連携が取れるように、職員同士のコミュニケーションも大切にしています。
『保育園リサイクル活動』
保育園ではお子さんが成長するに従がって、見なくなった絵本や使わなくなったおもちゃなど園に寄付して頂いて保育園で再活用しています。
ご家庭で大切に使ってくれたお陰で、まだまだ使えます。
先輩からの贈り物をみんなで感謝して大切に使わせて頂いています。
保育園では10年前からリサイクル活動に取り組んできました。
絵本、パズル、おもちゃ類、小さくなった洋服、上履き、包装紙など・・・。
包装紙についてはご家庭で正方形に切って頂くことで、折り紙として生まれ変わり市販されている折り紙とはひと味違う人気の教材となります。
小さくなった洋服は園で着替えの予備としてまた、災害時の備蓄品として活用しています。
10年間、保護者の方々のご協力いただき、ある程度の量になったので、この度、NPO法人が行っている“古着deワクチン”に寄付をしました。
使わなくなった衣類を捨てしまうのではなく誰かのために役立てる…心がホッとて嬉しくなりますね。