11がつのようす
公園の落ち葉が赤や黄、オレンジへと姿を変え、お散歩が一段と楽しい季節になりました。
ますます深まる秋を感じながら、自然との触れ合いを楽しんでいる子どもたち。
散歩へ行く機会が増えてきました。
西公園や東公園に歩いてお散歩へ行きシャボン玉をしたり、よーいドンをしたりして楽しんでいます。
たんぽぽぐみのおともだちは、七五三のお参りにいってきました。
七五三とは、子供の成長を願ってお祈りする儀式です。
袋を持ち、神社で鈴を鳴らしお祈りしました。
知の輪・菊の花・神社の鈴にこどもたちはおおよろこび!
「ふくろかわいい~~」
「鯉いっぱいおる~!!餌あげたいな」
「しゃりんしゃりん、もういっかいしたいな」
と、大満足のようでした。
次第に低くなるお日さまと、より高く、透明感を感じさせる青空。
秋晴れの空はとても気持ちが良いですよね。
11月5日には、親子レクリエーションがありました。
今回は、久宝寺緑地公園で親子での運動あそびとウォークラリーを行いました。
準備運動をしっかりして…。
ばらぐみは、しっぽとり
ちゅーりっぷぐみは、大玉ころがしと、二人三脚
さくらぐみは、デカパン競争と追いかけ玉入れ
そのあとは、ウォークラリー!
スタンプラリー形式で、もくもく広場の周りをぐるりと一周しました。
あれ?木になにかぶら下がっているね。
次のポイントに着くと、違う絵があるよ。
ひとつひとつ、スタンプをもらいながら歩いていくと何かのお歌が完成!
どんぐりころころ の歌詞が絵になっていたのです。
最後までスタンプをもらいゴールしたおともだちは景品とお菓子をもらって、とっても嬉しそう!
「このまんま、もくもくひろばであそんでくるわ!」
「なんのうたかすぐわかった!」
「たまいれもっかいやりたい!!」
と楽しんでいただけたようでした。
参加していただいた保護者のみなさま、ご協力ありがとうございました。
11月12日には、さくらぐみが待ちに待った『さくらナイト』がありました。
この日までにたくさんの準備を進めてきたこどもたちと先生。
まずは、10月の後半にクッキングにて『保存食』を仕込みました。
にんじん・しめじ・えりんぎ・大根・サツマイモを
ちぎったり、ピーラーを使って薄くリボン状にスライスして、乾燥させるネットに入れ完成!
毎日少しづつ小さくなっていく野菜たち。
干し柿も作ろう!ということで、調理の先生が干し柿にできるようにしてくれ、日々の観察スタート!
ここから、どうなっていったでしょう。
2週間後。
しわが、出来てきて熟れてきている様子…。
白い粉…うまみパウダーがあらわれてきました。
「ほんまに干し柿できるんかな?」と心配そうなこどもたち。
絵本でしかみたことのないこどもたちに見せてあげたい!と思い、実践してみました。
次は、みかんシロップづくり。
シロップづくりにかかせない氷砂糖を初めて見たこどもたち。
「しお?なんこれ!!」
「さとうなん?しかくいやん」
「おいしそ~!!」
と興味津々。
みかんの皮をむいて、ちぎって用意をし
ガラスの密閉容器に入れ、準備完了。
日々観察していたこどもたち。
少しずつみかんとお砂糖が混ざりあっておいしい甘いシロップが出来てきました。
さて、この保存食たちはどうするのでしょうか?
そもそもなんで『保存食』??
さくらぐみは、今年度のテーマが『時代』となっています。
いまを生きるこどもたちですが、いまがあるのはむかしがあったから。
むかしの、古き良き日本の文化に少しでも興味を持つことが出来たら…。便利な世の中ですが、
むかしにタイムスリップしてみることができたとしたらどんな反応が返ってくるのか…。
『むかし』を再現するにはどうするべきかと考えました。
そこで、冷蔵庫のなかった時代のごはんはどうしていたのか?にたどり着き、『保存食』
を作ろうということになりました。
さくらナイトまで、2週間!
干し野菜・干し柿・シロップの観察を毎日して、様子を伝えてくれていました。
と同時進行で、『むかしのくらし』を再現するためにむかしのおうちづくりを進めていました。
絵本を読み、イラストを描き、どんなものをつくるのか伝えこどもたちと一緒に作りました。
画用紙と糊、ボンドを渡すと黙々と制作し始めるこどもたち。
保育士がダンボールで作った土台に画用紙を張るのも回数を重ねるごとに上達しています。
さくらナイト当日。
『むかしのおうち』はこんなかんじに。
素晴らしい再現度合いではないでしょうか。
かまど・台所・水がめ・囲炉裏・七輪・薪割り・おひつとお米など、ダンボールで作っています。
よりリアルに再現するために、ゴザを敷き、土間には、アルミ製のお鍋や、まな板・陶器のお皿を
用意しました。
おままごとを楽しみにしていた子どもたちは大興奮!
本物のやかんで水を注いだり、
かまどの前で火吹き棒で火をおこそうとしている子もいました。
「ふううぅぅぅぅぅぅ」
「お米炊きますね」
「きょうのごはんはおなべでーす」
「ちょっとおかいものいってくるわね」
など思い思いにあそびを展開していました。
五右衛門風呂や金タライと洗濯板でのお洗濯も体験!
いい湯だなの音楽が聞こえてきそうですね!
そのあとは、おやつとクッキング!
お品書きはこちら。
みかんじゅーすは、みかんシロップを使っています。
甘くておいしいジュースが出来、ごくごく飲んでいました。
クッキングでは、かきあげうどんとかぼちゃもちを作りました。
初のうどんづくりに喜びが隠せないようで、
「踏むのおもしろすぎる!!」
「ほんまに踏んでいいん?」と心配しつつも
それが大事 の音楽に合わせて、うどんを踏み踏み。
それからは、麺棒でうどんをこねる作業の始まり。
「先生大変そうやからかわったろか?」
「だんだんうまくなってるやん」
とお褒めの言葉をいただきました。
手打ちのうどんやさんは、凄いなということを改めて実感しました。
みんなで作ったうどんのお味は格別!!
かきあげは、干し野菜がすべて入っていて、旨味が最大限に出ていました。
豚南蛮か鶏南蛮を選び、薬味のねぎかわかめも選ぶことができました。
手作りチケットがいいかんじ。
食後のデザートは、かぼちゃもちのおしるこ。みんなおなかいっぱいになりました。
前もって準備を進めてきて、大成功でした!
そのあとは、おうちのひととのお楽しみ。
~ひかりのせかいへようこそ~
いっしょにランタンづくりをしました。
むかしのお家には、今のような電気はなく、ランタンやろうそくで過ごしていました。
さあ、ランタンを作ったら、タイムスリップしてきたおばあさんからのプレゼントを見つけにいく時間。
昼間、あそんだおうちのところが少しの灯りに照らされて幻想的です。
どこかにキーホルダーが隠されていますよ。
実は、このキーホルダーのなかの『花』は本物です。
昨年度ちゅーりっぷぐみのときから、テラスで咲いたパンジーやビオラの花を押し花にして保管していたものを使用しました。
みんなで育てたパンジーやでと伝えると嬉しそうに抱え、「たからものにするわ」と言ってくれる子もいました。
大成功だったさくらナイト。
大人も子どもも楽しめた1日になりました。
現在のしぜんふぁーむですが、白菜・ブロッコリー・パセリ・チャービル・オレガノ・季節の花が元気に咲いています。
日が落ちるのが早くなりました。
もうすぐ12月。
12月といえば…。楽しみがたくさんありますね!また、お知らせしますね!
忙しい毎日ですが、帰り道に空を見上げ、お子さんと月や星を楽しむ時間を持てるといいですね。