3.11

あの大きな震災から今日で10年前になります。

私は、10年前には別の自治体で放課後クラブの職員をしていました。子どもたちが小学校からの下校の最中で、子どもによってはまだ学校にいたり、家に帰る途中、放課後クラブで遊んだり、学習をしている中に起きました。

普段の避難訓練ではふざけて参加しているような子ども達も真剣な表情で、不安や心配といった気持だったかと思います。揺れが収まってからも、その後の対応に職員はいっぱいいっぱいでしたが、子ども達の前では努めて笑顔でいるようにしました。

最後にお迎えに来た子どもは20時過ぎに帰宅できましたが、一緒に残っていた自分を含め3人の職員は、施設に泊まることになりました。その内、一人の職員の出身は東北で、テレビで見た被災地の映像を見て、絶句していました。

10年後の今、児童館で働いていますが、今ここに通っている子どもたちのほとんどは、まだ生まれる前なので、テレビでしかその様子を知りません。一度でもあのような大きな地震を経験した職員だからこそ、伝えられることがあります。次回以降の避難訓練でも、子ども達を守るためにしっかりと本番に備えた準備をしていきます。

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