幼児期では、鉄棒、ボール、マット、跳び箱、縄などの器具を使用し、発達に応じた運動あそびから、身体を動かす基本的動作を習得します。さらにはそれを多様化することにより、スポーツに必要な複雑な動きをスムーズに行えるように指導していきます。
学童期では、「コミュニケーション・動作・グループ・考える」というテーマに沿って、施設のスペースやニーズに合わせたプログラムを展開しています。
幼児期でも学童期でも、集団での運動あそびを行う中で、試行(思考)錯誤を繰り返して得た多くの成功体験から、意欲的なこころを育てます。社会性(思いやり、仲間と協力する大切さ、応援する心)も養います。
見立て遊びを通して、様々な器具に慣れ親しむ。
・短縄をへびに見立て、手の力を使い「ふる」先生と一緒に様々なあそびを経験する。
・先生に手伝ってもらいながら、跳び箱の上から「とぶ」自分の動きや身体部位を理解し、自己の力を試していく意欲を持つ。
・縄をくもの巣のようにし、縄にぶつからないよう「またぐ」「くぐる」自分の体をコントロールする楽しさを知り、運動の基礎的な身のこなしを身に付ける。
・力の加減をしながら、目標物に向かってボールを「なげる」様々な動きに関心を持ち、基礎的な経験や技能を身につけ、自主的にあそびに取り組む。
・鉄棒の「まわる」「ぶらさがる」などの好きな技を自ら選択し、自主的にあそぶ夢中になれる時間を経験することで、あそびのコツを理解するとともに得意なことを増やす。